その恵まれたものを失ってみて、初めて実感できるのだ。
炊き立てご飯とみそ汁が飲みたい・・・
インドネシアから帰ってくると
いつも思う事がある。
日本に住んでいる間は
外国のいい所と、日本の遅れている所を
比べたりするので、嫌だなーと
思う事もあるのだが。
実際には、
ほとんどの外国から比べると、
日本は奇跡のような国だと思う。
食べ物は健康的で美味しい。
犯罪は少なくとても安全。
女の人はみんなおしゃれ。
サッカー選手の中田が
引退後、世界中を旅していた。
その彼が最近になって日本を
旅しているという。
「世界を回って日本の良さが
分かったから」
と彼は言っていた。
結局の所、日本の良さは
日本にいる限りは本当には
理解できないのかもしれない。
日本はたくさんの恵まれたものを
持っている。
それは、あまりにも当たり前に
与えられている。だから、スグに
それに気づく事はできないと思う。
他のものと比べてみて、
初めて、自分はとても恵まれた
ものを持っていたんだなと実感できる。
あるいは、その恵まれたものを
失ってみて、初めて実感できるのだ。
事故にあって足を失えば
健康な体のありがたみが分かるだろうし、
他国に行って犯罪に巻込まれれば
治安の良さのありがたみが分かるだろう。
家族と離ればなれになれば、
家族のありがたみが分かるだろう。
しかし、そんな事をしなくても
僕らにはそれを認識できる能力がある。
何故なら賢い人間だからだ。
動物と違う。想像力を働かせて
それを認識する事ができる。
今、自分が持っていないもの
ではなくて、
今、自分が持っているもの
に考えをフォーカスしたらどう感じるだろう?
もし、
今、自分が恵まれてない事
ではなく、
今、自分が恵まれている事
にフォーカスしたら・・・?
きっと、環境に何の変化がなくても
誰より幸せになる事ができるし、
より充実して毎日を過ごす事ができる。
人は、自分に無いモノを求める。
だから自分にないものばかりに
フォーカスしがちだ。
自分が持っているもの
自分が恵まれている事
に考えを走らせてみてはどうだろう?
チョットした事だが
色んな事が変わるかもしれない