少しずつでも何かを学びできることの幅
人間というものは、わが身のことになれば
己を甘やかし、たやすく騙されてしまう。
マキャヴェッリ 君主論
人間、できないことはたくさんあると思う。
人間だから得意なこともあれば
不得意なこともあって当たり前だ。
しかし、自分が成長していくためには
少しずつでも何かを学びできることの幅を
広げていかなければならない。
知らない、できない、分からないなど
行動しない理由ばかりを考えていては
いつまで経っても成長できないからです。
自分の成長に責任があるのは自分自身です。
他人は親切に助けてはくれない。
だから、成長するために
新しい知識を身につけ
今持っているスキルに磨きをかける。
そのために自分の知恵を総動員して
今、何が自分にできるかを考え、
できることから行動に移し、
知識やスキルの幅を広げていく。
ただ、時として成長の過程で
たくさんの障害に遭遇し、
多くの挫折を経験することになるかもしれません。
失敗ばかりを繰り返して
何をやっても結果が出ないときもあります。
そんなとき、自分の前には
2つの道が現れるでしょう。
1つは失敗を経験の1つと認識し
次なる方法を模索する道。
もう1つは失敗を自分の限界だと
判断して諦めてしまう自己否定の道。
壁にぶつかってうまくいかないとき
「自分にはできない」
と言い訳することは簡単だけど。
”できない”のを理由に
為すべき行動に手を抜いてしまうと
自分自身へ嘘をついてしまうことになる。
その嘘は自分自身を
いつの間にか「できない自分」という
レッテルを自分に貼り自信を失わせてしまう。
だからできないことに対峙したとき、
大事なことは、今、自分にできることを
精一杯やることではないか。
できることを精一杯やれば、
上手にはできないかもしれないが
「やればできる」という自信と
結果を手に入れることができる。
そして、その小さな自信は
次なる行動を自分にもたらし、
いずれ大きな自信となって
自分自身を支えてくれる。
頭を振り絞って今できることを考え、
手を抜かずに精一杯行動して
たまにはそういうことに
思いを巡らせるのもいいかもしれません。